個人差がありますが、年を重ねると気になってくるのが白髪。白髪が目立ってくるとどうしても老けた見た目になってしまうのでなんとかしたいところです。白髪対策としては
- 白髪を増やさないようにケアをする
- 白髪染めを行う
ヘアケアはもちろん大切なんですが限界はあります。白髪が目立ってきてしまったら白髪染めを行うのが現実的でしょう。
白髪染めは専用の薬剤を使うほかに白髪染めシャンプーという物もあります。どちらも長所と短所がありますが今回ご紹介するのはシャンプーの方。
白髪染めシャンプーは染まるのに時間がかかるものの、刺激が少ないのが特徴。おすすめの白髪染めシャンプーもご紹介するので参考にしてみてください。
目次
白髪染めシャンプーの特徴、白髪染めとの違いとは?
白髪染めと白髪染めシャンプーの違いについてご説明します。白髪染めは一度染めると長持ちするので手軽に行えます。
白髪染めの特徴
メリット
- 一度染めると効果は2,3か月持続する
- 色の種類がブラウンやブラックなど豊富
- 1回の使用でOK、繰り返し行う必要はない
デメリット
- 髪が痛む
- 頭皮があれる事がある
- 行う前にアレルギーテストが必要
白髪染めは2種類の薬剤を使って染めていきます。
髪の毛の表面はキューティクルと呼ばれるうろこ状の物で覆われています。このため染料を髪の毛につけてもキューティクルが染料を入り込むのを防ぐので極端に染まる事はありません。
白髪染めの薬剤のうち1つの役割はこのキューティクルを無理やり開かせます。そこにもう一つの薬剤が入り込んで髪の毛を染めていきます。2つの薬剤が混ざりあうと分子のサイズが大きくなりキューティクルの間から抜けにくくなります。このため一度染めるとすぐに色落ちせずに長持ちするのです。
とはいえ染料が全く抜けないというとそうではないので長持ちさせるためにはキューティクルが開かないようにする事が大切です。ヘアカラー専用のトリートメントを使うのが効果的です。
ただ、男性の場合短髪の方が多く色が抜ける前に髪の毛が伸びてしまうという事が多いので、トリートメントを敢えてつかう必要はないでしょう。
一見すると白髪染めは手軽に行えるので便利ですが、心配なのは肌への影響。白髪染めは刺激もシャンプーやトリートメントと比べると強いので肌が荒れている方、刺激に敏感な方はかぶれや炎症を起こす危険性があります。
さらに白髪染めはアレルギーを起こす可能性があります。白髪染めやヘアカラー剤にはにはパラフェニレンジアミンという成分が含まれていますが、この成分は髪の発色を良くするために配合する成分で多くのヘアカラー剤に使われています。しかしジアミンアレルギーを発症する危険性があります。
このアレルギー反応は上記の接触による刺激よりも重症化しやすくひどい場合は頭皮全体が腫れたりただれたりしたりする他全身に蕁麻疹が出来てしまう事があります。症状が遅れて発症するのも特徴で一般的には48時間後にもっとも重症化します。
使う前に必ずパッチテストを
上記のようなアレルギー反応を避けるためにアレルギー試験(パッチテスト)を行う必要があります。
- 白髪染めの2剤を小さい器(金属性以外)にいれて綿棒で良く混ぜる
- 二の腕の内側につけて自然乾燥させる
- 48時間放置させる。(薬剤を塗ったところは濡らさない)
- 30分後、48時間後の肌の状態をチェックする
薬剤を塗った箇所をチェックして赤くなったりかゆみや発疹などの異常がないかをチェックして下さい。何かしらの変化が現れた場合は医師の診察を受ける必要があります。当然ですが異常があった場合はその白髪染めを使用する事は出来ません。
このようにヘアカラータイプの白髪染めは手間はかからないものの刺激が強いのが特徴。継続して使う事で髪と頭皮に悪影響を及ぼす懸念は残ります。
続いては白髪染めシャンプーについてご説明したいと思います。
白髪染めシャンプーの特徴
メリット
- 通常のシャンプーと同じ要領で出来るので手軽
- 徐々に染まるので白髪染めをしたことが目立たない
- 白髪染めと比べて低刺激、髪と頭皮への負担が少ない
デメリット
- 皮膚につくと落ちにくい
- 服や肌に色移りがしやすい
- すぐ染まらないので染まるまでに時間がかかる
- 一度染まっても長持ちしない
白髪染めシャンプーは上記の白髪染めと異なり薬剤でキューティクルを無理やり開きません。その為刺激は少なくアレルギーを起こすリスクも低くなります。
反面1回の利用で白髪が綺麗に染まる訳ではなく、徐々に染まって行くので急いで白髪を隠したいという方には不向きです。
色合いもナチュラルな商品が多く自然な仕上がりが多いのも特徴。急いで白髪を隠したいという方でないならば白髪染めシャンプーを使った方が髪や頭皮への負担も少なく白髪を隠す事が出来るのでおすすめです。
白髪染めシャンプー おすすめはこちら!
白髪染めシャンプーは種類もそんなに多くありませんが、中にはシャンプーの洗浄力が強く頭皮に優しくない商品もあります。
せっかく使うのだったら頭皮に優しいものを使いたいですよね。白髪染めも出来て頭皮に優しい白髪染めシャンプーをご紹介します。
利尻カラーシャンプー
シャンプーしながら白髪を手軽に染める事が出来ます。ナノ分子がキューティクルの隙間に浸透して髪の毛を染め上げていきます。
色素もケミカルな薬剤は使用せずに天然由来植物色素を使用。髪と頭皮をいたわりながら白髪を染め上げていきます。
- シコン
- クチナシ
- ウコン
- アナトー
ウコンは漢方薬としても使われている植物で高い美容効果が期待出来ます。
利尻カラーシャンプーの良いところはヘアケアもしっかりできる事。頭皮に刺激を与えるシリコン、パラベンは不使用で商品名にも使われている保湿効果が高い天然利尻昆布を使用。その他にも27種類の天然由来成分を配合。
荒れた髪と頭皮を健康的な状態に導いてくれます。
ルプルプヘアカラートリートメント
こちらはトリートメントタイプの白髪染め、髪質を整えながら白髪を目立たなくする事が出来ます。さらに特徴的なのはカラーを選択出来る事。
- ブラウン
- ダークブラウン
- モカブラウン
- ソフトブラック
- ナチュラルブラック
全5色から選ぶことが出来ます。地毛に近い色を使う事で自然な仕上がりになるのでいかにも「白髪染めしました!」という仕上がりにならないのは嬉しいですね。
特徴なのは近年注目されているフコイダンを配合している事。
ガゴメ昆布から取れるフコイダンは高い保湿力と優れた自己修復力を備えており健やかな頭皮環境に導いてくれます。
白髪染めシャンプーは男性におすすめ!自然な仕上がりで頭皮を保護します。
今回ご紹介した白髪染めシャンプーは特に男性に使って欲しいですね。
男性は短髪の方が多いので、髪と頭皮があれるリスクを冒してまでヘアカラーを使うメリットは少ないかなと思います。
明日、白髪が目立ちたくない!と急に何とかしたいという方ならヘアカラーは便利ですが、急に白髪が一気に真っ黒になっても逆に違和感を与えてしまうと思います。白髪染めシャンプーやトリートメントで少しづつ髪の毛を染めていくのが周りの人に気づかれずにケア出来るかと思います。
白髪は想像以上に老けた印象を与えてしまいます。鏡を見て「なんか白髪増えたな・・・」と感じるなら早めのケアをおすすめします。