皆さん「湯シャン」ってご存知でしょうか?名前の通りお湯だけでシャンプーをするという物、それってすすぐだけじゃん!と思われますが実際はちょっと違います。
シャンプーは多少なりとも化学成分を使用しており、低刺激と言われていてもある程度の刺激は与えてしまいます。そこでお湯と頭皮マッサージで頭皮の汚れを落として人間本来が持つ再生能力で頭皮環境を正常な状態に保つのが湯シャンの始まりです。
そもそもお湯で頭皮の汚れは7~8割は落ちると言われているので、それならシャンプーしなくても大丈夫と思われるのは当然の流れかもしれません。有名人の方でこの湯シャンを実践されている方もいるようです。その方の髪を見ても特に異常があるような感じでもないので実際に問題なく行われている洗浄方法と言えますね。
本も出版されているようです。
そんな湯シャンですが私も実際に行ってみました。(メンズシャンプーの紹介サイトでシャンプーを使わないというのも微妙な話ではありますが・・・)
男性がシャンプーをお湯のみ場合のポイントは
- 汚れの落ち具合
- 臭いが気にならないか
上記2点が日常生活に差し支えないかが大きいポイントだと思います。
湯シャンプーを行う時のやり方、注意点も紹介していますので参考にしていただければ幸いです。
男性が湯シャンをやる時のやり方と注意点
湯シャンのやり方は下記の流れで行います。
- 事前に丁寧にブラッシングする
- お湯の温度は34~35℃
- 頭皮を優しくマッサージする
- すすぐ時もブラシを利用する
それでは実際に行った感想も交えながらご紹介していきます。
ブラッシング
事前のブラッシングは頭皮へのマッサージ効果と汚れ除去が主な目的です。
皮脂をとるにはプラスチックより天然毛の方が良いようです。
まずここで注意点。スタイリング剤を使ってヘアスタイルをしている場合はブラシが通りません・・・引っ張られて痛いです。ワックスやヘアスプレーで髪を固めている場合はこのブラッシングをやらずに直接すすぎの工程に進むのが良さそうです。
スタイリング剤を使用していないなら丁寧にブラッシングを行います。あまり髪を強く引っ張らないよう自然に流れていくように行いましょう。頭皮も刺激されてポカポカしてくるのが実感できるかと思います。
お湯はぬるめ。34~35℃が適温
お湯だけなら熱いお湯の方が良いんじゃないか?と思う方が多いですが違います。熱いお湯だけ皮脂をごっそり落としてしまい逆効果。お湯の洗浄力って思っている以上にものすごいんです。
熱いお湯で洗いものをすると汚れがスッキリ落ちると思いますがイメージはあれと一緒。汚れの原因は脂である事が殆どなので、お湯が熱ければ熱いほど皮脂を柔らかくして落ち易くなります。そのため34~35℃のぬるま湯で余分な皮脂のみを優しく洗い流していきます。時間は7~8分程を目安に行いましょう。
実際に行うと34~35℃はかなりぬるいです。冬場だと寒いと感じるレベルの温度でしょう。夏場なら良いですが冬は湯舟をためて温まってから行うようにした方が安全です。
丁寧な頭皮マッサージ
シャンプーをする時はシャンプーを泡立てながらマッサージを行いますが湯シャンの時も同様にマッサージを行います。
爪を立てずに指の腹で頭皮を揉みこみように。髪の生え際が疎かになりがちなので、しっかり頭皮全体をマッサージして頭皮に溜まっている余分な皮脂を押し出しましょう。ブラシでトントンと軽くたたいてあげるのも効果があります。
マッサージをしたあとはすすぎを行います。
すすぐ時もブラシを使ってすすぎましょう
最後にすすぎを行いますがここでブラシを使いながらすすぐのがポイントです。というのも指ですすごうとしても髪の毛がまとまってしまってうまくすすげません。
ブラシで髪をすきながらぬるま湯で流すようにしましょう。ブラシは隙間の広いタイプがおすすめです。
仕上げは乾燥です。上がったらすぐにタオルドライで余分な水分をふき取りドライヤーで乾かします。タオルはゴシゴシとこするのではなく、水分を吸わせるようにして下さい。強くこするようにすると髪の毛が引っ張られて髪と頭皮が傷んでしまいます。
以上、男性がシャンプーをお湯のみで行う時のポイントです。大まかなポイントはぬるま湯とマッサージの2点でしょう。メンズシャンプーを行う時と同様で刺激は頭皮に与えないようにいたわる様に行うのが良いようです。
男性がシャンプーをお湯だけで1週間過ごしたら
今回は湯シャンの体験談を記事にしたかったので、仕事しながらでしたが1週間メンズシャンプーを使わずに過ごしてみました。その間に感じた事としては
- 臭いはそんなに気にならない
- かゆみが強く感じた
- スタイリング剤を使った場合はお湯だけだと厳しい
こんな感じです。
臭いは?
実は一番心配だったんですが、そこまで気にならなかったです。ただ11月に行ったので汗をそんなにかかなかった事もあるかと思います。デスクワークで普段から汗をかく仕事ではないのも影響あると思います。
人目のつかないところで頭皮を拭って嗅いでいたんですが、特に強い臭いは感じなかったです。
かゆみは?
コレが辛かった・・・。とにかくかゆみが強くでてしまって辛かったです。オフィスでボリボリかくわけにもいかないので耐える事が多く、仕事に支障が出るほどかゆかったのが印象に残ってます。
どうも湯シャンを始めたばっかりの方は特にはかゆみがでるみたいで自分も例に漏れなかったです。
男性はメンズシャンプーを使わずに湯シャンのみにしているとこの痒みには悩まされる方が多いんじゃないでしょうか。
スタイリング剤は湯シャンでは落ちない
汚れの大半はお湯で落ちると先ほどご説明しましたが、スタイリング剤を使った場合はお湯だけで完全に落とす事は難しいでしょう。
仕事をしている時はヘアセットをするので、そうするといくらお湯だけですすいでもいつまでもワックスが髪に残っている感じが続いていました。今回はそれでもお湯だけで洗いましたが本当はメンズシャンプーをしたほうが良かったでしょう。
以上が1週間を湯シャンだけで過ごした場合の感想です。
まとめ 男性はメンズシャンプーを使いましょう!
結論としては男性はメンズシャンプーを使った方が良いです。絶対。
あくまで個人的な感想になってしまいますが、スタイリング剤を使うならお湯だけでは汚れを落としきるのは無理でした。乾かしても髪にワックスが残っている感じがしてしまってちょっと辛いなーと諦めてしまいそうになっていました。
結局のところスタイリング剤が落ちないです。特にヘアスプレーを使うともうどうしようもなかったです。
湯シャンだけで過ごして久しぶりにメンズシャンプーをした時の爽快感は計り知れなかったです!
もちろん湯シャンそのものを否定するわけではありませんが、働いている男性であれば多少なりともヘアセットをされる方が多いかと思います。それだったら無理に湯シャンだけで済まそうとしないでシャンプーを使うべきでしょう。男性シャンプーを多数紹介しているので是非他のページもご覧になってください。
スタイリング剤は使わずにヘアセットをしているという方でしたら湯シャンは効果的かもしれません。痒みさえクリアすれば頭皮に刺激を与えずに過ごせるので頭皮環境は良好な状態になるかもしれませんね。
もうちょっとポジティブな感想を書きたかったんですが今回は残念です。また機会があったら挑戦したいと思います!